冷え性に効く生薬
代謝アップで健康美人を目指せ!
さて、冷え性に効果のある漢方ですが、実際に私たちが利用する
漢方は、様々な生薬(しょうやく)を細かく粉末にしたり、煎じて
飲んだり、何種類もミックスしたりと、その人の悩みの症状によって
処方がちがってきます。
漢方の生薬は、単品で使うよりも、いろんな種類を組合わせて使用する
ことで、その効果が強まることが多いようです。
冷え症だけではなく、血行不良や不眠、便通や肉体疲労などの症状も
改善されるという、嬉しい効能がたくさん。
市販されている栄養ドリンクなどにも、たくさんの生薬が配合されている
ようです。CMで見て改めて驚きました。
冷え性に効くという生薬はいろいろあります。
簡単に少し紹介したいと思います。
●ケイヒ(桂皮)
ケイの樹皮で、独特の芳しい香りと甘辛い味を持っています。
香辛料としても用いられます。
ケイヒの成分は、体の冷えを取り除き、血の循環を良くするので、
冷え性に効果があります。また、胃のはたらきを助ける健胃薬
としての作用もあるケイヒは、胃腸薬にも配合されています。
食欲不振や、胃腸のもたれ、胃の痛みなどにも効果があります。
●コウカ(紅花)
キク科の「ベニバナ」の花冠を乾燥させたもの。
(紅花の色素は、染料としても有名です。)
コウカには、血流を良くしてうっ血を防ぐ効能があります。
月経痛・月経異常・冷え性・更年期障害にも効きます。
最近の研究では、コウカに発ガン予防や抗酸化作用、
血行促進などの効能があることがわかっており、中国では
コウカを使った、脳血栓(けっせん)や冠状動脈閉塞(へいそく)の
治療も行われているそうです。
●チョウジ(丁子)
「クローブ」という名で、スパイスとしても使われています。
チョウジは、胃腸の消化機能を促進したり、体を温めて血行を
促進する作用があり、消化不良・嘔吐・下痢などにも使われます。
チョウジは胃液の分泌を高め、食欲を増進するので、健胃にも
効果がみられます。
チョウジ油に含まれる成分は、殺菌・鎮静作用があり、歯痛の時の
局部麻酔としても使われるそうです。
●ジオウ(地黄)
アカヤジオウの根がジオウです。
ジオウには、血行促進作用や増血作用だけでなく、血行障害や
ホルモン分泌を整える効果もあります。
最近の研究では、血糖値を下げる働きがあることも分かっています。
漢方の処方には不可欠な生薬で、数多くの漢方薬に配合されて
いるのがジオウです。
●ショウガ(生姜)
漢方でいう「温中(おんちゅう)」効果(胃腸などの消化器系を
温める作用)の大きい生薬です。
「スパイス」のショウガのページでも紹介したとおり、体を温める
ジンゲロン成分により血流をよくし、消化を助け、すべての
臓器の働きを活発します。
体を温めて冷え症を改善する効果が大きく、代謝アップに大きく
貢献しています。
●シャクヤク(芍薬)
「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」と昔から言われる
ように、美しさの喩え(たとえ)で使われる芍薬の花。
漢方で使われるシャクヤクは、この芍薬の根っこです。
シャクヤクは、血液の流れを促進するはたらきがあるため、
漢方では月経不順・生理痛・冷え性・不妊症などの、婦人科系の
疾患の改善に利用されています。
緊張を緩和したり、痛みを止めるも作用があるので、肩こりなどの
筋肉のこり、腹痛などにも効果があります。
シャクヤクを配合した漢方の「当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)」は、
代表的な婦人薬として、冷え性・月経不順・不妊症・産前産後などに
まず処方される薬として有名です。
●ウコン
「ターメリック」とも呼ばれ、カレー等に使うスパイスとしても有名な
ウコンですが、新陳代謝を活発にし、肝臓の不調や胃炎、胃酸過多
などにも効果があります。
お酒を飲む人におすすめとのことで、最近はサプリメントでもたくさん
市販されていますから、馴染みがあると思います。
(二日酔いを予防する効果もあるそうです。)
ウコンに含まれる「クルクミン」などの有効成分には、鎮痛鎮静作用や
コレステロール値の抑制、ガン抑制、アルツハイマー予防などの
幅広い効能があることが分かってきています。
沖縄の方が健康・長寿なのは、「ウコン茶」を日常的に飲んでいるから
なのかもしれません・・・