冷え性に効く生薬

代謝アップで健康美人を目指せ!


さて、冷え性に効果のある漢方ですが、実際に私たちが利用する
漢方は、様々な生薬(しょうやく)を細かく粉末にしたり、煎じて
飲んだり、何種類もミックスしたりと、その人の悩みの症状によって
処方がちがってきます。

漢方の生薬は、単品で使うよりも、いろんな種類を組合わせて使用する
ことで、その効果が強まることが多いようです。
冷え症だけではなく、血行不良や不眠、便通や肉体疲労などの症状も
改善されるという、嬉しい効能がたくさん。

市販されている栄養ドリンクなどにも、たくさんの生薬が配合されている
ようです。CMで見て改めて驚きました。


冷え性に効くという生薬はいろいろあります。
簡単に少し紹介したいと思います。


ケイヒ(桂皮)

ケイの樹皮で、独特の芳しい香りと甘辛い味を持っています。
香辛料としても用いられます。
ケイヒの成分は、体の冷えを取り除き、血の循環を良くするので、
冷え性に効果があります。また、胃のはたらきを助ける健胃薬
としての作用もあるケイヒは、胃腸薬にも配合されています。
食欲不振や、胃腸のもたれ、胃の痛みなどにも効果があります。

コウカ(紅花)

キク科の「ベニバナ」の花冠を乾燥させたもの。
(紅花の色素は、染料としても有名です。)

コウカには、血流を良くしてうっ血を防ぐ効能があります。
月経痛・月経異常・冷え性・更年期障害にも効きます。
最近の研究では、コウカに発ガン予防や抗酸化作用、
血行促進などの効能があることがわかっており、中国では
コウカを使った、脳血栓(けっせん)や冠状動脈閉塞(へいそく)の
治療も行われているそうです。

チョウジ(丁子)

「クローブ」という名で、スパイスとしても使われています。
チョウジは、胃腸の消化機能を促進したり、体を温めて血行を
促進する作用があり、消化不良・嘔吐・下痢などにも使われます。
チョウジは胃液の分泌を高め、食欲を増進するので、健胃にも
効果がみられます。
チョウジ油に含まれる成分は、殺菌・鎮静作用があり、歯痛の時の
局部麻酔としても使われるそうです。

ジオウ(地黄)

アカヤジオウの根がジオウです。
ジオウには、血行促進作用や増血作用だけでなく、血行障害や
ホルモン分泌を整える効果もあります。
最近の研究では、血糖値を下げる働きがあることも分かっています。
漢方の処方には不可欠な生薬で、数多くの漢方薬に配合されて
いるのがジオウです。

ショウガ(生姜)

漢方でいう「温中(おんちゅう)」効果(胃腸などの消化器系を
温める作用)の大きい生薬です。
「スパイス」のショウガのページでも紹介したとおり、体を温める
ジンゲロン成分により血流をよくし、消化を助け、すべての
臓器の働きを活発します。
体を温めて冷え症を改善する効果が大きく、代謝アップに大きく
貢献しています。

シャクヤク(芍薬)

「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」と昔から言われる
ように、美しさの喩え(たとえ)で使われる芍薬の花。
漢方で使われるシャクヤクは、この芍薬の根っこです。

シャクヤクは、血液の流れを促進するはたらきがあるため、
漢方では月経不順・生理痛・冷え性・不妊症などの、婦人科系の
疾患の改善に利用されています。
緊張を緩和したり、痛みを止めるも作用があるので、肩こりなどの
筋肉のこり、腹痛などにも効果があります。

シャクヤクを配合した漢方の「当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)」は、
代表的な婦人薬として、冷え性・月経不順・不妊症・産前産後などに
まず処方される薬として有名です。

ウコン

「ターメリック」とも呼ばれ、カレー等に使うスパイスとしても有名な
ウコンですが、新陳代謝を活発にし、肝臓の不調や胃炎、胃酸過多
などにも効果があります。

お酒を飲む人におすすめとのことで、最近はサプリメントでもたくさん
市販されていますから、馴染みがあると思います。
(二日酔いを予防する効果もあるそうです。)
ウコンに含まれる「クルクミン」などの有効成分には、鎮痛鎮静作用や
コレステロール値の抑制、ガン抑制、アルツハイマー予防などの
幅広い効能があることが分かってきています。
沖縄の方が健康・長寿なのは、「ウコン茶」を日常的に飲んでいるから
なのかもしれません・・・